リーフには「ECOモード」なる、バッテリー消費を抑えた走りをする
モードがありますが、高速道路や停止/発進を頻繁に繰り返す事の無い
道ではバッテリー消費抑えにはならない様です。
市内地のような、交差点での停止/発進を繰り返すような走行の場合は、
「ECOモード」で走行するのが良いようです。
しかし、高速道路のようなアクセルワークが少ない道路では、「Dモード」
で走行する方がバッテリーの持ちは良いようです。
リーフはモーターで動いていますので停止状態からの発進の際は、大きな
起動電力を必要とします。いくら回生ブレーキで消費電力を補うといって
も、発進時の電力消費には勝てません。余程長い下り坂を下るようなシーン
が多ければ良いのでしょうけれど。また、「ECOモード」の場合、アクセ
ルをグッと踏み込んでも、それ程パワフルな飛び出しはしません。電子的に
電力消費を抑えた形でモーターを回転させている様です。
「Dモード」の場合、非常にレスポンスの良い瞬発力を持った飛び出し方を
します(所謂ロケットスタートが出来てしまいます)。という事は、電子的
な抑え込みをしていないと考えられます。従って、必要なスピードまで一気
に加速して、安定走行するまでの時間を短縮出来るという事。モーターは加
速して物を動かすことが出来てしまえば、電力供給を安定化する事が出来ま
す(加速運動 M=Ta+L、等速運動 M=L、M:モータートルク/Ta:加速トルク/
L:摩擦トルク)。
従って、市街地走行の際に「Dモード」を利用していると、停止状態からの
発進時に電力をかなり消費しますので非効率的と言えます(「ECOモード」
で、堅実且つ安全運転をする方が、バッテリーの持ちが良いと考えられます)。
また、高速道路等のアクセルワークの少ない安定走行時間の長いドライブの際
は、「Dモード」の方がバッテリーの消費を抑えてくれると考えられます。
EVを運転する場合は、メーカーが設定した機能を上手に使い分けて走行する
事が、より良い電費を維持できるものと思います。
現時点のEVは、ガソリン車よりは使い勝手が良くありません(否定できませ
ん)。
※ 米のTVドラマ「Knight Rider Next」の初回でもこの点が語られていました。『ガソリンなら、
世界の何処でも手に入る』
そうなんです。EVは、結構不自由なんです。
安直に未来に乗りたいと言って買ってはいけません。それなりの強い決意が
必要な車なんです。
例えば、『化石燃料を使いたくない』とか、『CO2を止めたい』とか、『不
自由だろうが何だろうが、EVでなければ!』なんていうような固い決意が。
たまには、現実に目を向けて語ってみました。ちょっと分かりにくかったで
しょうか。
あ、特に寒冷地でEVを購入しようと考えていらっしゃる方は、本当にそれな
りの決意が必要ですよ。ネットで色々お調べになってから、ディーラーへ向
かってくださいね。
非寒冷地の方でリーフをお求めの際は、是非『寒冷地仕様Ⅱ』を搭載して下
さい。冬場の運転には重宝します。(e◡v)